[ REPORT ]

Windows XP Professional

FF XI ベンチマークを試してみる(その2)

2003/09/05 Tomohiro Kumagai
Update: 2003/09/23 Tomohiro Kumagai

□ FINAL FANTASY XI

極めて有名ですけど、FINAL FANTASY は SQUARE さまが世に送り出している RPG です。

以前に EZ-NET レポート: FF XI ベンチマークを試してみる にて書いたような環境でプレイしていたのですけど、このたびシステム環境を向上することにしました。というのももともと、Micro ATX サイズのマザーボードで AGP 8x 対応のものが出たら買い換えようと思っていたのです。

そして今回、AOpen さまの MX4SG-N なるマザーボードを見つけたのでそれに買い換えることにしました。今回はその移行に関するお話と、最終的なベンチマークスコアに触れてみようと思います。

 

□ 元の環境

今までは次のような PC のスペックで FFXI をプレイしていました。

  現在
OS Windows XP Professional 日本語版
M/B AOpen MX4BS
CPU Pentium 4 … 2.4GHz / 400MHz
MEMORY 実装 1.5GB (SDRAM 512MB x 3 / PC133)
VIDEO Aeolus MX440 8X D64(N4) DDR (VRAM 64MB)
SOUND AC97 (オンボード)
INTERNET ADSL 1.5Mbps (常時接続)

この環境において、さまざまなソフトウェアをインストールしてあるとはいえ、オフィシャルベンチマークでは 3100 前後。

実際にこのスコアでプレイしてみると、普通の場面では 1280x1024 の解像度(バックバッファ 1024x1024)で遊んでも何ら支障なしな感じでした。ただ、砂嵐の天候では歩くのもなかなか苦労な感じです。

またメッセージウィンドウにたくさんのログが流れたりすると重くなり、フルアライアンスで限界2クエストをこなしたときなどは一時期、重すぎて数分の戦闘のうちに1度もケアルを打てないなんていう場面もありました。

もっとも、これはサーバとの通信の問題もあるとおもうのでなんともいえないですけど、なにはともあれ、今回の環境向上でどれくらいスコアがあがるのかが最大の関心ごとです。ぜんぜん向上されなくてがっかりー、なんてこともありそうな予感ですが^^;;;

 

□ PC スペックの向上

今回は次のようなスペックへ移行します。

  現在 移行環境
OS Windows XP Professional 日本語版
M/B AOpen MX4BS AOpen MX4SG-N
CPU Pentium 4 … 2.4GHz / 400MHz Pentium 4 … 2.4GHz / 800MHz
HDD 80GB ( Ultra ATA/133 ) 120GB ( Serial ATA/150 )
MEMORY 実装 1.5GB (SDRAM 512MB x 3 / PC133) 実装 1.0GB (DDR SDRAM 512MB x 2 / PC3200
VIDEO Aeolus MX440-8X D64(N4) DDR (VRAM 64MB)
後に Aeolus FX5200-DV128 AGP LP (VRAM 128MB)
SOUND AC97 (オンボード)
INTERNET ADSL 1.5Mbps (常時接続)

基本的には、CPU とマザーボードとメモリの交換となります。マザーボードの交換によって AGP 8x への対応、CPU バスの 800MHz への向上、メモリの 400MHz への向上、Serial ATA への移行と、内面的にかなりの性能アップが見込める予定です。

また、さりげなく CPU が Hyper Threading なる、擬似(?)デュアルプロセッサになる点もさりげない魅力です。

 

 

□ システム移行に先立って

今回はマザーボードの交換なので、Windows XP Professional 自身の再インストール作業も含みます。

自分の環境ではソフトウェアをたくさんインストールしているのでなかなか大変なのですけど、せめてデスクトップ環境とかを復元しやすくできないものかと思い、Windows XP に搭載されている 「ファイルと設定の転送ウィザード」 なるものを利用してみることにしました。

 

スタートメニューの 「すべてのプログラム」 → 「アクセサリ」 → 「システムツール」 の中にある 「ファイルと設定の転送ウィザード」 を起動します。するとウィザードプログラムが起動するので、その手順に従って回答していきます。

このコンピュータは移行元なので 「転送元の古いコンピュータ」 です。そして転送先として 「その他(リムーバブルドライブ)」 を選択してデータのバックアップを行うことにします。保存するフォルダ名を指定したら、つづいてバックアップする内容の選択です。

 

とりあえずものはためしと、「ファイルと設定の両方」 のバックアップをとってみることにします。挙げられた転送項目を見るとなにやらいっぱいです。

ただ、個人的にはプログラムをインストールしなおす目安としてスタートメニューフォルダの内容もバックアップしたかったのですけど、それに関してはどうやら一覧には挙げられていない様子…。なので念のため、これとは別にスタートメニューフォルダの内容も自分でバックアップしておくことにしました。

なにはともあれ転送です。

その際、自分の環境でのお話ですけど、復元前に Adobe Acrobat Reader をインストールしてくださいとのメッセージが表示されました。バックアップされる内容のうち、これ(だけ)が、Windows 標準ではないということなのでしょう。

あとは自動的にシステム内を散策して必要なデータをバックアップしてくれるみたいです。自動化って言うのはなんだか怖いものがありますけど、なにはともあれ便利でもありますね^^

それとあわせて、その他必要と思われる設定ファイルをバックアップして…、移行前の準備はとりあえず終了です。

 

□ ハードウェアのインストール

とりあえずのバックアップがすんだので、いよいよハードウェアのインストールです。

マザーボードの交換って言うのは何かと大変です…。とにかく、マザーボード MX4SG-N へメモリと CPU を乗せて、既存の MX4BS と交換です。あと Serial ATA タイプのハードディスクを今回取り付けてみることにしたのですけど、コネクタも電源もスリムでいいですねー、って、注意しなくてはいけないのが電源です。

 

Serial ATA の電源は従来のハードディスクの電源とは形状が違うので注意です。

最新の電源なら Serial ATA 用のコネクタがついているのかもしれませんけど、少なくとも自分の電源にはそのようなコネクタはついていないので、従来の電源ケーブルから Serial ATA 用の電源コネクタへ変換するコネクタが必要でした。

自分はハードディスクを開封してみてようやく気づいたため、再び変換ケーブルだけを買いに行く羽目になりました^^;;;

 

さらに取り付け時に、多分最初から、Pentium 4 のピンが一本曲がっていたり、ベアボーンに搭載されていた CPU ファンがつかなかったり、メモリが DVD-RAM の真下に位置していたりといろいろと気になるところがあったのですけど、ピンはまげて元の位置に戻したり、CPU ファンは純正のものを取り付けたりで、とりあえずはなんとかハードウェアのインストールは完了です。

恐る恐る電源を入れてみると、一番怖かった CPU は正常に動作してくれたようで、ほっと一安心です。

 

□ Windows XP Professional のインストール

なんとか無事にハードウェアのインストールが終わったので、続いて Windows XP Professional のインストールを行いました。

インストール自体はそれほど難しくなく完了し、とりあえずタスクマネージャで確認してみたところ、ちゃんと CPU が 2 つあるような表示がなされていました。デバイスマネージャのコンピュータの項目を見ると、"ACPI マルチプロセッサ PC" としてインストールがされたようです。

他、 いくつか (多め) のデバイスが 「その他のデバイス」 として認識されていました。

その他のデバイス 実際のデバイス
SM バスコントローラ
イーサネットコントローラ Broadcom 10/100Mbps LAN
ビデオコントローラ (VGA 互換) Intel Extreme グラフィック
マルチメディアオーディオコントローラ Realtek AC'97 Audio
マルチメディアビデオコントローラ 【拡張】 AOpen VA1000 MAX-NT1
ユニバーサルシリアル (USB) バスコントローラ

 

なにはともあれとりあえず、付属していた CD-ROM から Intel チップセットソフトウェアインストールユーティリティをインストールしてみます。インストールして再起動してみたところ、"SM バスコントローラ" と表示されていたドライバが確定しました。具体的にどのデバイスとして認識されたかはわかりませんが。

続いて Intel Extreme グラフィックドライバをインストールします。付属の CD-ROM から Intel Extreme グラフィックドライバのインストールを行ってみたのですけど、なにやら最後にインストールできないとのことでエラーとなってしまいました。

なのでとりあえず LAN ドライバのインストールです。BCM440x 10/100 LAN ドライバをインストールすることで、ネットワークアダプタ "Broadcom 440x 10/100 Integrated Controller" として認識されました。

 

ネットワークアダプタのインストールを行ったので、とりあえずネットワークの設定を済ませてから Windows Update を実行して最新の状態にしてみました。するとその時点で、「ビデオコントローラ(VGA 互換)」 がなくなっていました。といっても、ディスプレイアダプタとして正常に認識されているというわけでもないのですが…。

ということで、とりあえず再び Intel Extreme グラフィックドライバをインストールしてみることにしました。けれどやはり失敗です。どうやら GeForce に対してドライバを適用しようとしているような感じがします。もしかすると、AGP と排他的なのかも…?

 

とりあえず続いてサウンドドライバのインストールです。"Realtek Avance AC97 Audio Driver" をインストールすると、こちらは難なく、サウンドがなるようになりました。これで 「マルチメディアオーディオコントローラ」 も解決しました。

そして USB バスコントローラですけど、こちらはデバイスマネージャから 「ドライバの再インストール」 を行って、適するドライバを自動的に検出させたところ、"標準エンハンス PCI to USB ホストコントローラ" として自動的に認識されました。

 

これにてとりあえず、オンボードのドライバはすべて入れ尽くしました。もっとも、On-Chip の VGA はどこかへいってしまったようですけど^^;;;

 

□ ファイルと設定の転送ウィザードを使ってみた感想

Windows XP のインストールを終え、使用していたすべてのアプリケーションをインストールしなおした後にファイルと設定の転送ウィザードを使ってみたのですけど、たしかに便利な感じはしました。

Windows のデスクトップ環境とか、Microsoft Office のツールバーの位置等、また Internet Explorer の設定など、いわゆる微調整を自動的に復元してくれるのは何気ないですけどかなりの手間を省くことができたと思います。

ほかにも以前の環境で使っていたフォントを持ってきてくれたり、ネットワーク接続の仮想プライベートネットワーク設定を引き継いでくれたりしてよかったのですけど、願わくばそれに加えて Web フォルダの設定も復元してくれるとうれしかったのですけどね。

 

ただ、設定の復元はいいけれど、データの復元は疑問な感じでした。

というのも、もちろん設定でいろいろと調整はできるとはいえ、さまざまなファイルがディフォルトでは移行対象となっているのすけど、たとえば PDF ファイル。私的な文書のほかに、いろいろなアプリケーションがインストールの際に PDF 文書を入れたりします。ほかにも BMP ファイルとか GIF ファイルとか。

この程度ならさほど問題ないのかもしれないですけど、もしかするともっとシステムよりなもの、または拡張子が別のものとして該当してしまうデータファイルを使うソフトウェアとかがあったりすると、なにやらシステムの挙動にかかわることもあるような気がします。

それを、移行先の環境で復元処理を行った際、一切、上書きするかどうかたずねられませんでしたので、なおさら少々不安でもあったりします。なんかほんとに、インストールやアンインストールに関する情報とか、なんかそういうデータファイルを差し替えられていないか…、すごく気になります。

それにデータファイルって普通、必要なものは自分で判断できるでしょうからね。わざわざ設定とデータファイルを移行してもらわないで、設定の移行のみを任せてしまうのが一番安心で効果的な使い方なのかな、と思いました。

 

□ FFXI ベンチマークを試す

システムの更新も終わり、AGP は 8 倍速、システムバスは 800MHz、メモリバスは 400MHz となりました。CPU こそ 2.4GHz と、以前と周波数的には変わらないですけど、一応ハイパースレッディングなる機能が備わっています。

さっそく FFXI 公式ベンチマークソフトをダウンロードして実行してみました。

するとスコアは 3600 ほどに向上しました。以前は 3100 ほどだったので、投資額やら再インストールの手間とかを考えるとお徳かはわからないですけど、500 の改善はなかなかではないでしょうか。

きっと CPU をもっと高速なものにすれば更なる改善が期待できそうですけど、そこまでは資金面でおあずけです^^;;

 

ところで AGP はちゃんと 8 倍速になっているかと思って調べてみたのですけど、NrkLvHomePage さまより WCPUID なるソフトウェアをダウンロードしてチップセットの情報を見てみると、AGP は x4 が選択されているとのことでした。

なので RivaTuner という設定ツールを入手して、AGP を 8 倍速に設定してベンチマークを実行してみたのですけど、スコアはほとんど変わらない 3600 程度でした。ほかにも Fast Write を有効にしてみたりもしたのですけど、こちらも 3600 程度。

WCPUID で見る限りちゃんと AGP が 8 倍速として検出されていたので設定は有効だと思うのですけど、Windows を再起動すると 4 倍速に戻ってしまうし、RivaTuner にて Windows 起動時に設定を有効にするようなオプションにチェックを入れても結局元に戻ってしまうので、なんだかツールがこのビデオカードに対応していないような気もするのですけど。

なにはともあれ速度も変わらないので、とりあえずは AGP x4 のまま利用しようと思います。

 

□ グラフィックカードを交換する

本来ならばシステム改善はほぼ打ち止めだったのですけど、ちょこっとインターネットを散策していたら、VRAM が 128MB のった GeForce チップセットのビデオカード (LowProfile 対応) が販売されているようでした。

もともと AGP 8 倍速を見越してかった Aeolus MX440-8X D64(N4) DDR が 8 倍速で動いてくれていないということと、VRAM が 128MB はあったほうがよさそうだなぁと思っていたことなどから購入決定です^^;;

 

取り付けてデバイスドライバなどの設定を済ませたら、さっそく WCPUID を使用して状況を確認してみました。

その結果、AGP の倍速設定はちゃんと 8 倍速として設定されていたほか、以前の環境では Supported ながらも Disable になっていた Fast Write に関しても、ちゃんと Enable となっていました。

 

これならばベンチマークが向上してもおかしくなさそう、、、、ということでやや期待気味に FFXI オフィシャルベンチマークを起動してみました。

するとスコアが 4000 に後一歩及ばずといったところまで向上しました。チップセットの向上もあるとはいえ、これはなかなかいい感じです。ぎりぎりたりないとはいえ、スクウェアさまの示している一つの目標である 4000 クラスに到達したのはうれしいです。

LowProfile でもここまでこれるなんて、技術の進歩はすごいですね。

 

ほかにも、FFXI の設定にて、GeForce MX440 では利用できなかった "BumpMap Enable" が設定できるようになっていました。処理が重くなるとのことなのでもう少し様子を見てから試してみようと思いますけど、これもなかなか楽しみです。

 

□ FFXI を試してみると…

ところがところが、いざ FFXI で遊んでみると、解像度は 1280x1024 とはいえ、ビデオカードを換える前の以前の環境では問題なかったどうささえ重くなってしまいました。

はじめは、歩行中に方向を変えるのがなんだかぎこちないなぁ…という程度だったのですけど、2人パーティで聖地ジタのゴブリンを狩るだけでさえ思いのです。

天候は雨ながら別に本来なら重くないエフェクトなのですけど、そんな状況でもマクロパレットを使用するのさえやっとでした。これは天候エフェクトを OFF にすることでとりあえずは解決できたのですけどね。

ほかにも、モグハウスとかほかの場面で描画がちかちかするし、なんだか光源が変な感じだしと、なんだか GeForce FX に対応していないのかと思ってしまうのでした…。

 

と、そういえば Windows Update で GeForce FX のドライバが更新できるのを思い出したので、それを試してみることにしました。するととりあえずは不満なしといった感じになったようなきがします。といっても寝る前にドライバーをインストールして、次の日に試したので、先日の不調はもしかするとパソコンの気まぐれなのかもしれないですけど。

とりあえず、光源はいまだに変な感じなものの、6人パーティでフェインをうろうろしても特に不満は感じないくらいにまで向上していました。

さらにその後、ベンチマークをとってみると、スコアは 4050 を記録しました。

 

NVIDIA GeForce FX 5200 のドライバの日付が 2003/05/02 で、バージョンが 4.4.0.3 となっていたので NVIDIA さまの WinXP-2k - (45.23) より、Windows XP/2000 用のドライバ 45.23 をインストールしてみることにしました。

そうしたところ、ドライバは 2003/07/28 のバージョン 4.5.2.3 になったので、早速再びベンチマークを実行してみました。するとスコアは 3960 ほど…、また少々遅くなってしまいました。

そしてまた Windows Update を実行してみたところ、また 2003/05/02 付けのドライバをインストールすることができたのでベンチマークをとってみるとやはり 4050 ほど。なのでとりあえずはこのドライバを使っておこうと思います。

 

□ デバイスドライバの再更新

GeForce FX 5200 についての情報を調べていたら、FF XI 公式サイトさまにてそれに関する記載があるのを発見しました。 http://www.playonline.com/polnews/ffxi/news337.shtml

これによるとどうやら FX 5200 も正式サポートであるとのこと。

 

しかしやっぱり、現状、少なくとも自分の環境では、地面から太陽の光が差し込んできたり、壁の向こうの NPC をターゲットできたり、以前の MX440 とくらべてぎこちなかったりすることがあるなど、機になる点が多いです。

なので、この公式発表にある Version 43.35 のドライバを試してみることにしました。

 

そうしたところ、ドライバは 2003/03/20 の 4.3.4.5 となり、ベンチマークスコアは 3435 と大幅に低下しましたけど、4000 位だったころと比べて特に変化なし、というかむしろ若干よくなったような気もしました。

すくなくとも、地面から太陽が出ることや、むやみに画面がちらつくことはなくなりました^^;

ただこれでも万々歳という感じでもなく、とりあえずはどのドライバでもそこそこ、、、、GeForce 4 MX440 (VRAM 64MB) のほうが快適だったかなぁ、という感じでした。もっとも、ビデオカードとマザーボードの相性とか、そういった影響かもしれないですけどね。



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