FFXI ベンチマークを試してみる (その4)

REPORT


FINAL FANTASY XI 公式ベンチマーク

FINAL FANTASY XI は SQUARE-ENIX 社が販売している オンライン RPG です。

今でこそそれなりの性能の PC でも問題なく動くのかもしれないですけど、ともあれこのゲームはそれなりの PC 性能を必要としますので、問題なく動作するかどうかを購入前にチェックすることが出来るように、公式ベンチマークソフトが公開されています。

2005.02.27 時点では FINAL FANTASY XI Vana'diel Bench3 にてダウンロードすることができ、これを実行することで FFXI が動作する PC であるかを、もちろん完全にではないにせよ確認できるとともに、合わせてスコアが表示されるので、それによってどのくらい快適に動作するかの参考になります。

 

以前に "EZ-NET レポート: Winodws Server 2003 で FF XI を動かしてみる" にてもお話をしたのですけど、しばらくは Windows Server 2003 上で FFXI を動かしていたのでした。それでも性能的にもゲーム自体にはまったく問題なかったものの、このところプレイ時間が極端に減ってきたことなども相まって、わざわざ FFXI 主体の PC を用意しないで、メインで使う PC にて FFXI で遊べるようにしたのでした。

メイン PC はビデオカードこそ弱いものの、それ以外は以前の PC よりも性能が良いので、ビデオカードを以前の PC からとってくればまったく問題はなく動くはずなのですけど、公式サイトにてベンチマークソフトの新バージョンが出ていたこともあったので、せっかくなのでスコアをとってみることにしました。

 

それに伴ってとりあえずメイン PC のスペックを改めて書き出してみると、次のような感じでした。

OS Windows XP Professional 日本語版
Service Pack 2
CPU Pentium 4 … 2.4GHz (Hyper-Threading)
MEMORY
(Dual Channel)
2GB … DDR SDRAM 1GB PC2700 x 2
1GB … DDR SDRAM 512MB PC3200 x 2
VIDEO AOpen Aeolus FX5900XT (NVIDIA GeForce FX 5900XT)
Driver 6.6.9.3 (2004/10/29)
SOUND YAMAHA YST-M45D (USB Audio)
MONITOR EIZO FlexScan L565

 

公式ベンチマークを実行してみる

FFXI 公式ベンチマークソフトはそのバージョンによってスコアが大きく変わるので、できたら旧バージョンのベンチマークも実行してスコアをとってみたかったのですけど、残念ながら旧バージョンはもう手元にありませんでした。

ですので、ここはさっそく "Vana'diel Bench 3" を使用してスコアを採ってみることにします。ダウンロードした "FFXiB3Setup.exe" を起動してインストールを行ったら、いよいよ実行です。

 

Resolution Score CPU 利用率
Low 4742-L 55%
High 3153-H 55%

実行した結果は、上記のようになりました。

低解像度モードだと 4742 と、非常に快適に遊べるとのことになりますね。また高解像度モードでも 3152 とのことでこちらもとても快適にゲームを楽しむことが出来るとのことでした。

実際に 1280x1024 の解像度でゲームで遊んでみてもまったく不満のない感じです。

 

メモリを PC3200 のものに交換してみる

今までは 512MB のメモリは DDR400 という種類だったのですけど、1GB の方が DDR333 という種類であったため、メモリの転送速度がこちらの遅い方に設定されていました。厳密にはさらにマザーボードの関係で DDR320 まで落とされるとのことだったのですけど。

このたびちょうど DDR400 の 1GB メモリを購入したので、それを搭載してベンチマークを計ってみることにします。

 

Resolution Score CPU 利用率
Low 4964-L +222 55%
High 3313-H +160 55%

その結果どちらの解像度ともにスコアが上昇しました。

もしかすると再起動直後だったせいも貢献しているかもしれないのですけど、ともあれそれでもなかなか良い感じの結果となったように思います。これによってゲーム中での体感がどれほど変わるかはわからないですけど、ともあれ新たに PC を用意しようという場合は、メモリの性能も十分考慮に入れることが出来そうです。